ChatGPTは本当に復旧したのでしょうか。Recentに「GitHub Mention: Codex…」という見覚えのないChatが出現しました

ChatGPTの『このChatGPTの会話を読み込めませんでした』というエラー画面 未分類

※この記事は2026年10月2日時点の状況を記録したものです。状況が変われば随時追記します。

9月末から続いていたChatGPTの会話履歴まわりの不具合は、10月2日になってかなり落ち着いてきました。OpenAI公式Statusでも9月末に発生していたChatGPTやConversation関連の障害は復旧済みとされており、私の環境でもサイドバーや過去Chatの読み込みは明らかに安定してきています。「ようやく直ったのかもしれない」と思っていました。

ところが10月2日、Recentの中にまた妙なものを見つけました。GitHub Mention: Codex v0.4 M3 Person... というタイトルのChatです。こんなChatを自分で作った記憶はありません。

見覚えのないChatを開くと、中身は自分のCodex開発タスクでした

最初に考えたのは、「また会話履歴がおかしくなったのではないか」ということでした。実際に中身を確認すると、知らない第三者の会話ではありませんでした。内容は、私が開発している「ほめ積み」のCodexタスクそのものでした。

冒頭には @codex REGENERATE TRANSPORT BUNDLE ONLY という指示があり、Personal Alphaの変更を再生成するタスクになっていました。内容には、日本語の称賛UX、Galaxy向けAPI URL制約、FastAPIコンテナ、Private Alpha APIの運用手順、Android candidate v0.4.1など、実際に進めていた開発項目が並んでいます。

さらに、Codexが生成したローカルcommit SHA、変更ファイル一覧、テスト結果まで残っています。つまり、これは通常のChatとして私が作成した会話ではなく、開発処理の過程で生成されたCodexタスクと考えるのが自然です。ここまでは理解できます。

問題は、なぜそれが通常のChatGPTのRecentに突然出てきたのかです。

「GitHub Mention」という名前自体は実際のCodex task名でした

海外の情報を調べると、この名称にはかなり直接的な手がかりがありました。OpenAI公式のCodex GitHubリポジトリに投稿されたIssueでは、GitHub上で @@INLINE0@@ mentionを使ってCodexを起動すると、そのCloud taskが @@INLINE1@@ 上で 「GitHub Mention: …」という名称で表示されることが明記されています。

つまり、私のRecentに出てきた GitHub Mention: Codex ... という名称は、偶然生成されたタイトルではありません。Codexが実際にCloud taskで使用している命名形式と一致しています。

別のCodex GitHub Issueでは、@codex review を1回実行しただけなのに複数の「GitHub Mention」Cloud taskが生成され、それらを停止しても再び動作状態へ戻るという不具合も報告されています。したがって今回表示されたものは、少なくとも「謎のChat」ではなく、自分のGitHub → Codex連携から生成されたtaskである可能性が高いと考えています。

Codexのtaskやagent sessionがChatGPT側へ混ざる報告はすでにあります

さらに調べると、かなり近い症状も見つかりました。OpenAI Developer Communityでは、Codex CLIや自動agent runが大量にChatGPT DesktopのRecentへ出現するという報告があります。投稿者によると、自分で対話的に開いたことのないsubagentやcompanion-taskまでRecentに並ぶとのことです。

その後の追記では、Codex tabには会話が表示されない一方で、CLI sessionや codex exec sessionがChatGPT tab側へ流れ込んでいるように見えるとも報告されています。

これは今回の私の症状とかなり似ています。つまり、通常のChat、Codex task、Codex CLI session、agent run、GitHub mention taskといった、本来は性格の異なる記録がRecentの中で適切に分離されていない可能性があります。

OpenAI自身の説明とも少し噛み合いません

ChatGPTとCodexの履歴の扱いについて、OpenAI側のこれまでの説明では、通常のChatとCodex taskは完全に同じ履歴として扱われるものではなく、Codex側のtaskは別のコンテキストとして扱われる前提が示されています。

また、Codex / Work系のprojectと通常のChatGPT履歴を分けてほしいという要望も海外で出ており、OpenAI Supportが要望として開発側へ共有すると回答した例があります。少なくとも、現在のUIで両者が混ざりやすいことは、すでにユーザー側から問題視されています。

今回私が見ているのはWeb版のRecentです。そこにCodex由来と思われる GitHub Mention: taskが突然現れたのであれば、少なくとも以前の使い方では見えていなかったものが表示されていることになります。ただし、OpenAIが今回の現象そのものを正式に「不具合」と認定したわけではありません。ここは区別しておく必要があります。

9月末からの流れを時系列で見ると気になります

今回の問題だけを見ると、「Codex taskが1件Recentに出ただけ」とも考えられます。しかし、この数日の流れと一緒に見ると印象が変わります。

9月末から私の環境では、削除したChatが再び表示されたり、Recentの並びが崩れたり、最近使ったChatが見つからなくなったりしていました。目的のChatを探すために検索を使っても、検索結果には存在するのに、開こうとすると「このChatGPTの会話を読み込めませんでした」となることがあります。別ブラウザで進めた会話が反映されないこともあり、「新しいチャット」というタイトルのままの項目や、見覚えのない古いChatまでRecentに現れるようになりました。

9月30日にはOpenAI自身がConversation関連を含む障害を公式に認め、その後復旧を発表しました。10月2日になって、実際にこちらの表示もかなり安定しました。

そこで「復旧したのかもしれない」と思った直後に、今度は通常Chatとして作った覚えのない GitHub Mention: Codex ... がRecentへ出てきました。そしてこの記事を書いている最中にも、再び「このChatGPTの会話を読み込めませんでした」という画面が出ています。かなり安定したように見えたものの、完全に直ったと判断するにはまだ早そうです。

Recentの表示対象やmetadata同期がおかしくなっている可能性

ここからは推測です。今回見えている現象だけから考えると、ChatGPTやCodex内部のデータそのものが壊れているというより、Recentを生成するときのfilteringやmetadata同期が正常に機能していない可能性を疑っています。

CodexにはGitHub mention起点のCloud taskがあります。CLI sessionやagent runもあります。通常Chatもあります。これらは何らかのsession、thread、conversationとして管理されているはずです。

新しい統合UIでは、それらの一部を同じサイドバーやRecentの仕組みから参照している可能性があります。海外でもCodex CLIやagent sessionが意図せずRecentへ流れ込む事例が報告されているため、その境界を決めるfilterや同期処理が崩れれば、本来Codex側だけで見えるtaskが通常ChatのRecentに露出することは技術的には説明できます。

ただし、これは公開されている症状からの推測です。OpenAIから内部原因についての説明はまだありません。

「知らないChatがある」はかなり怖い表示です

今回、中身を確認できたからまだよかったです。内容は自分の開発タスクでした。しかしRecentに突然、自分で作った覚えのない会話が出てきたとき、最初に考えるのは「他人のデータではないか」「アカウントがおかしくなったのではないか」ということです。

今回は少なくとも、task内容が自分の「ほめ積み」開発と一致しています。Android candidateもv0.4.1 / versionCode 2になっており、API URL検証や日本語PraiseState対応など、進めていた作業と一致します。

現時点ではセキュリティ事故を疑う材料よりも、自分のCodex taskが意図しないUI上に表示されていると考える材料の方が強いです。それでも、ユーザー体験としては十分に問題です。

今回はリアルタイムで追いかけます

9月30日に公開した記事では、「1つのAIサービスに仕事の記憶まで依存する怖さ」を書きました。10月2日には一度「かなり復旧してきた」と追記しましたが、その同じ日に新しい現象が出てきました。

そのため、この問題についてはしばらくリアルタイムで追いかけてみます。確認するのは、OpenAI Status、OpenAI Developer Community、openai/codexのGitHub Issues、Redditなどです。

特に今後は、GitHub Mention: taskが通常Recentへ表示される報告が増えるのか、OpenAIがRecent / session / thread管理の不具合として認識するのか、9月末の障害について詳しい原因説明が出るのか、新UIやChatGPT / Codex統合に関連する修正が入るのかを見ていく予定です。

2026年10月2日時点で分かっていること

現時点で確実に言えるのは、GitHub Mention: という名称のCodex taskは実際に存在すること、Codex CLIやagent sessionが通常のRecent側に混入する類似報告が海外ですでに存在すること、そして私のRecentに出現したtaskの中身が実際の自分のCodex開発作業と一致していることです。

一方で、「今回、Codex taskがChatGPT WebのRecentへ誤露出した」とOpenAIが公式に認めたわけではありません。原因もまだ不明です。

だからこそ、今は断定するよりも観測記録として残しておく価値があると思っています。9月末の障害も、最初は自分の環境だけがおかしいのかと思っていました。その後、海外でも同じような報告が増え、最終的にはOpenAI公式Statusにも障害が掲載されました。

今回も同じように、まず記録しておきます。

ChatGPTは本当に復旧したのでしょうか。

少なくとも2026年10月2日時点では、まだ少し様子を見る必要がありそうです。

参考

  • OpenAI Status

https://status.openai.com/

  • OpenAI Codex GitHub Issues

https://github.com/openai/codex/issues

  • OpenAI Developer Community

https://community.openai.com/

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